PEファンドとは

みなさまこんにちは!

ヘッジファンドのスタートアップであるKxShareのインターン生・山田です。

皆様は一番お金を稼ぐことのできるサラリーマンは、どのような仕事をしているとお考えでしょうか。ふと気になって調べてみたところ、外資系投資銀行や、コンサルティング会社、M&A仲介会社などが目立っていましたが、その中のPEファンドというワードに興味を惹かれたので、本コラムのテーマはPEファンドとさせていただきます。ぜひご覧ください!

そもそもファンドとは?

三菱UFJ信託銀行のサイトによると、ファンドの辞書における意味は「資本、基金」といったものを指し、一般社団法人投資信託協会は「多数の投資家から集められた資金を一つにまとめ、基金にして収益を還元する仕組みのこと」と説明しています。

つまり、ファンドとは、投資家から集めた資金で事業や投資を行い、発生する収益を投資家に還元する仕組みのことを指します。その中で、投資による利益を還元するファンドを投資ファンドと呼び、投資ファンドの中で、投資信託PEファンドヘッジファンドなどに分かれています。

PEファンドとは?

日本M&Aセンターの資料によると、PEファンドとは、投資ファンドの一種であり、未上場の株式への投資を行うファンドとされています。未上場企業へ投資を行い、投資先企業の価値を高めた後に、M&Aによって売却、もしくはIPOすることによって利益を得ることがPEファンドの収益モデルです。

PEファンドには、ベンチャーキャピタル(VCファンド)、バイアウトファンド、企業再生ファンド、ディストレスファンドの4つの種類があります。

 

ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタル(VCファンド)とは、創業期や成長期にあるベンチャー企業に出資するPEファンドのことです。

主に、投資先企業のIPOによって高いリターンを得るスタイルですが、実現しないこともあり、ハイリスク・ハイリターン型という特徴があります。

又、出資後も創業者に経営を任せるという点も特徴的です。

 

バイアウトファンド

バイアウトファンドとは、成熟期にある企業に投資を行い、企業価値を高めたあとに売却して利益を得るファンドのことです。

ベンチャーキャピタルの、出資後も創業者に経営を任せるという点と異なり、投資対象企業の株式の過半数を取得して役員を派遣し、会社の経営に積極的に関与するという特徴があります。

成熟期の企業を投資対象とするため、低い投資リスクで高い収益が得やすく、PEファンドの中で最も安定した高い利回りが出せるファンドと考えられています。

 

企業再生ファンド

経営不振により株価が低迷している企業に対して積極的に投資を行うファンドのことです。再生可能性が中程度の企業を対象に投資を行うので、倒産の可能性もあり、ハイリスク・ハイリターン型のファンドです。

 

ディストレスファンド

経営破たん状態に近い企業の株式や社債を買い取り、当該企業の法的・私的整理やリストラ等を断行し、ある程度健全化のめどが立ったところでM&Aにより利益を得るスタイルです。

それぞれ4種類のファンドで、投資対象や経営へのかかわり方、リターン・リスクの特性が異なりますが、投資先企業の価値を高めるという目的は一致しています。

PEファンドのキャリア


出典:CAREER INCUBATION INC. 「PEファンド就業者データ/業界全体編」
URL:https://www.careerinq.com/private_equity/blog/2020/06/011401.shtml

PEファンドは、投資先企業の価値を高め、M&AやIPOを通じて利益を得るファンド。ヘッジファンドは、様々な投資対象に幅広く投資し、運用することで利益を得るファンドなので、求められるそれぞれのスキルが異なっています。

就活キャリアサイトATLASによると、PEファンドで働いている方の大多数の前職が、証券会社の投資銀行部門、FAS(財務系コンサル)、戦略コンサルといったM&Aや企業価値上昇の経験を持つ方だとされています。

PEファンドの具体的な仕事内容

PEファンドの主な仕事業務は、投資案件の発掘(ソーシング)、投資検討、契約(エグゼキューション)、バリューアップ、IPOや売却(EXIT)の5つです。

 

ソーシング

ソーシングとは、投資先としてふさわしい会社を見つけることを目的に、投資する会社の候補を調査する業務です。一般的にエグゼクティブ層が担当します。

具体的な業務は、投資銀行や商業銀行・証券会社・FAS・M&A仲介会社などから持ち込まれた案件を分析することと、投資先として魅力的な会社を発見し、その会社の取引銀行を通じてアプローチする、もしくはM&A仲介会社と協業することによってアプローチしてもらうことの2つです。

 

投資検討

ソーシングによって集めた投資候補の会社についてより詳細な調査を行い、提案書を作成して社内の投資委員会に提出します。この時点の調査では、初期的なビジネスデューデリジェンス(3C分析など)、モデリングを行います。

提案が投資委員会に認められると、会社の買収判断をより深く検討するために外部の専門家を交えてさらに詳細な調査を実施します。具体的な調査としては、ビジネス・法務・財務・税務についてのデューデリジェンスを行います。

 

契約

調査の結果、投資対象に値すると判断した会社の買収を実行します。

 

バリューアップ

企業の買収後、中長期的な経営プランを立てた上で、経営に関与して企業価値の向上に取り組むことです。モニタリング、経営支援、C☓Oの派遣、経営陣の変更が主な業務です。

・モニタリング
PEファンドの職員が、投資先の企業の経営が順調に行われているか観察することです。具体的には、社員を取締役として投資先に派遣し、取締役会で状況を聞くといった方法が挙げられます。

・C☓Oの派遣、経営陣の変更
CEO・CFO・CTOなど、業務の最高責任者としてPEファンドの社員を派遣することを指し、中でもCEOの派遣は経営陣の変更を意味します。これらの関与は、PEファンドの中で最も程度の重い干渉です。

 

IPOや売却(EXIT)

非公開株式の上場(IPO)や企業の売却(M&A)で、投資した資金を回収します。上場や売却で得た資金から、元本と投資家に分配するリターンを引いた分がファンドの利益になります。

まとめ

・PEファンドとは、投資家から集めた資金を企業に投資し、企業価値を向上させることによって利益を得る

・PEファンドの中にも、投資対象や経営へのかかわり方によって種類がある

・業務内容的に、戦略コンサルや投資銀行、証券会社のIBD、FASなどの経歴を持つ人が多い

・調査によって伸びしろのある企業を見つけ、買収後の経営支援によって価値を上げ、EXITで利益を得る

終わりに

お疲れ様です!

本コラムでは、PEファンドについて簡単にまとめさせていただきました。所属する会社とは別の会社に派遣され、その会社の価値を高めるという仕事はとても難しい印象を受けますが、成功させた後の達成感も計り知れないものになるのではないでしょうか。

高給取りを目指す方であれば、夢のある仕事だと思うので、ぜひ検討してみてください!

【参考資料】
・三菱UFJ信託銀行 「今更聞けない?「投資信託」と「ファンド」の違いを徹底解説」
URL:https://magazine.tr.mufg.jp/90213

・日本M&Aセンター 「PEファンドとは?仕組みや種類、代表的なファンドを紹介」
URL:https://www.nihon-ma.co.jp/columns/2021/x20211220/

・ATLAS 「PEファンドでのキャリア|仕事内容・役職・年収を徹底解説」
URL:https://atlas-career.jp/article/2914#pe-37600601-b474-4c66-8d4c-270e48ff61e9

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